IPアドレス検索(場所・プロバイダ)
IPアドレスのおおよその場所(国・地域)とプロバイダを調べる。
IPアドレスから住所や氏名はわかりません。わかるのは、位置情報データベースによる推定の地域(誤差は数km〜1,000km程度)と、IPアドレスを管理しているプロバイダです。
調べた結果
| 番号 | IPアドレス(種類) | 場所(推定)と精度 | プロバイダ(AS番号) | ホスト名(逆引き) |
|---|
「場所とプロバイダを調べる」を押すと、グローバルなIPアドレスだけを位置情報サービス GeoJS(get.geojs.io)に、逆引きのチェックがオンなら逆引きの名前を Google Public DNS(dns.google)に送ります。プライベートIPアドレスなどは送りません。入力した内容は保存しません。
位置情報は GeoJS 経由で取得しています。This product includes GeoLite Data created by MaxMind, available from https://www.maxmind.com.
概要
IPアドレスを入れると、そのアドレスが使われているおおよその場所(国・地域・都市)と、アドレスを管理しているプロバイダ(インターネット接続事業者)や組織、逆引きのホスト名を調べるツールです。アクセスログやメールのヘッダーをそのまま貼り付ければ、中のIPアドレスを拾って重複を除き、最大50件をまとめて調べられます。
場所は、IPアドレスの位置情報データベース(MaxMind の GeoLite)による推定です。番地や建物、契約者の氏名はわかりません。推定には誤差があり、本ツールはその大きさを「精度半径」として表示します。日本のIPアドレスは、都道府県や市区町村がわからず「国だけ」になることもよくあります(「使い方」の「わかること・わからないこと」を参照)。
プライベートIPアドレス(192.168.x.x など)やCGNATの共有アドレス(100.64.0.0/10)、ドキュメント用のアドレスなどは、外部に送らずにブラウザの中で種類を判定します。グローバルなIPアドレスだけを、位置情報サービス GeoJS と、逆引きのため Google Public DNS に問い合わせます。
使い方
IPアドレスを入れる
調べたいIPアドレスを入力します。1行に1つでも、アクセスログやメールのヘッダーをそのまま貼り付けてもかまいません。IPv4とIPv6の両方に対応し、中のIPアドレスを自動で拾って重複を除きます。
場所とプロバイダを調べる
「場所とプロバイダを調べる」を押します。1回に調べるのは重複を除いて50件までです。逆引きのホスト名が要らなければ、チェックを外すと Google Public DNS には問い合わせません。
結果を見て保存する
国・地域・都市、精度半径、プロバイダとAS番号、逆引きのホスト名が表で出ます。「結果をコピー」で表計算ソフトに貼り付けられる形でコピーでき、「CSVで保存」で推定の中心の緯度・経度やタイムゾーンも含めて保存できます。
IPアドレスでわかること・わからないこと
- 国ほぼわかる
- 位置情報データベースに国が載っていれば表示します。VPNやプロキシを使っていると、その出口のサーバーがある国になります。
- 都道府県・市区町村わからないことが多い
- 2026年10月に、日本に割り当てられたIPv4アドレスから無作為に選んだ100件を調べたところ、都市まで出たのは41件、地域(都道府県)までが8件、国だけが51件でした。IPv6は50件中46件が国だけでした。
- 番地・建物・自宅の場所わからない
- 位置情報データベースは郵便番号より細かい場所を確かに示すことはできず、特定の世帯や個人、番地を特定するために使ってはいけないとされています(MaxMind の利用規約)。
- 契約者の氏名・住所・電話番号わからない
- 契約者の情報を持っているのはプロバイダです。法律に基づく手続き(発信者情報開示)を経なければ開示されません。
- プロバイダ・組織わかる
- IPアドレスを管理している事業者や組織の名前と、AS番号を表示します。
- ホスト名(逆引き)設定されていればわかる
- アドレスの管理者が逆引き(PTRレコード)を設定している場合だけ出ます。プロバイダ名や地域の略号が入っていることがあります。
- 推定の誤差わかる
- 精度半径(km)を表示します。実際の場所は推定の中心から精度半径の円の中にある可能性が高いとされますが、中心にいる可能性が高いわけではなく、円の外のこともあります。
外部に送らずに判定するアドレス
- プライベート
- 10.0.0.0/8、172.16.0.0/12、192.168.0.0/16
- 家庭や会社のネットワークの中だけで使うアドレスです。インターネット上の場所はありません。
- ユニークローカル
- fc00::/7
- IPv6 のプライベートアドレスです。ネットワークの中だけで使います。
- CGNAT(共有アドレス)
- 100.64.0.0/10
- プロバイダが1つのグローバルIPアドレスを複数の契約者で共有するときに、内側で使うアドレスです。
- ループバック
- 127.0.0.0/8、::1/128
- その機器自身を指すアドレスです。
- リンクローカル
- 169.254.0.0/16、fe80::/10
- 同じネットワークの中だけで使う、自動で割り当てられるアドレスです。
- ドキュメント用
- 192.0.2.0/24、198.51.100.0/24、203.0.113.0/24、2001:db8::/32、3fff::/20
- 説明書や例のために予約されたアドレスで、実際には使われません。
- ベンチマーク用
- 198.18.0.0/15、2001:2::/48
- 機器の性能試験のために予約されたアドレスです。
- マルチキャスト
- 224.0.0.0/4、ff00::/8
- 複数の機器にまとめて送るためのアドレスです。
- ブロードキャスト
- 255.255.255.255/32
- 同じネットワークのすべての機器に宛てるアドレスです。
- 未指定
- 0.0.0.0/8、::/128
- アドレスが決まっていないことを表すアドレスです。
- 特殊用途
- 192.0.0.0/24、192.88.99.0/24、64:ff9b::/96、64:ff9b:1::/48、100::/64、100:0:0:1::/64、2001::/23、2002::/16、5f00::/16
- アドレスの変換やトンネルなど、特別な用途のために予約されたアドレスです。
- 予約済み
- 240.0.0.0/4、IPv6 の 2000::/3 の外(上の範囲を除く)
- 将来のために予約され、使われていないアドレスです。
※範囲はIANAのSpecial-Purpose Address Registry(IPv4・IPv6とも2025年10月9日更新版)と、マルチキャストの割り当てによります。ここにないアドレスはグローバルとして扱い、外部に問い合わせます。
嫌がらせや誹謗中傷の相手を特定したいとき
IPアドレスを調べても、相手の住所や氏名はわかりません。本ツールで出る場所はデータベースによる推定で、相手の家の場所ではありません。相手を特定したいときは、次の手順を取ります。
- 1. 証拠を残す 書き込みやメッセージのURL、日時、画面(スクリーンショット)を保存します。IPアドレスがわかっているときは、その記録(ログなど)も残しておきます。
- 2. サイトの管理者に削除を求める・相談する 権利を侵害する書き込みは、本人や代理人からサイトの管理者に削除を依頼できます。方法がわからなければ、総務省の支援事業「違法・有害情報相談センター」(Webフォームでの相談のみ)に相談できます。法務省の人権擁護局も、インターネットを利用した人権侵害の相談を受け付けています。
- 3. 発信者情報の開示を求める 書き込んだ人の氏名や住所を知るには、情報流通プラットフォーム対処法(特定電気通信による情報の流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律)に基づいて、サイトの管理者やプロバイダに発信者情報の開示を請求します。裁判所に申し立てる「発信者情報開示命令」の手続もあります。総務省は、最終的には弁護士に相談するよう案内しています。
- 4. 命に関わるときはすぐ警察へ 殺害予告や爆破予告など人命に関わるものは、最寄りの警察署に通報し、緊急のときは110番してください。被害届も最寄りの警察署に出します。
出典(2026年10月11日に確認):
- 総務省「インターネット上の違法・有害情報に関してお困りの方へ」
- e-Gov 法令検索「特定電気通信による情報の流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律」
- 違法・有害情報相談センター
- 警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」
※本ツールは法律の助言をするものではありません。個別の事情は弁護士などの専門家に相談してください。
用語集
- IPアドレス
- インターネットにつながる機器に割り当てられる番号です。32ビットのIPv4(例 203.0.113.1)と、128ビットのIPv6(例 2001:db8::1)があります。
- グローバルIPアドレス
- インターネット上で重複しないように、プロバイダや組織に割り当てられるアドレスです。本ツールで場所とプロバイダを調べられるのは、この種類だけです。
- プライベートIPアドレス
- 家庭や会社のネットワークの中だけで使うアドレス(10.0.0.0/8・172.16.0.0/12・192.168.0.0/16)です。インターネット上の場所はなく、位置を調べることはできません。
- CGNAT(キャリアグレードNAT)
- プロバイダが1つのグローバルIPアドレスを複数の契約者で共有する仕組みです。内側では100.64.0.0/10の共有アドレスを使います。同じグローバルIPアドレスを多くの人が使っていることがあります。
- IPv6
- 128ビットのIPアドレスです。16進数を「:」で区切って書き、0が続く部分は「::」で省略できます。本ツールは小文字で省略した書き方(RFC 5952)にそろえて表示します。
- IPジオロケーション
- IPアドレスから、おおよその地理的な位置を推定することです。アドレスの登録情報や通信の計測などから作ったデータベースを使うため、推定には誤差があります。
- 精度半径
- 推定の中心からの距離(km)で、実際の場所がその円の中にある可能性が高いとされる範囲です。中心にいる可能性が高いわけではなく、円の外のこともあります。
- プロバイダ(ISP)
- インターネット接続サービスを提供する事業者です。家庭や携帯電話のIPアドレスは、ふつうプロバイダが契約者に貸し出しています。
- AS番号
- インターネット上で経路を管理するネットワーク(自律システム)ごとの番号です。同じAS番号なら、同じ事業者や組織のネットワークです。
- 逆引き(PTRレコード)
- IPアドレスからホスト名を調べるDNSの仕組みです。IPv4は数字を逆順にした「…in-addr.arpa」、IPv6は「…ip6.arpa」という名前で問い合わせます。
- 発信者情報開示請求
- インターネット上の書き込みなどで権利を侵害された人が、サイトの管理者やプロバイダに、書き込んだ人の氏名・住所などの開示を求める手続きです。情報流通プラットフォーム対処法に定められています。
FAQ
- Q.IPアドレスから住所はわかりますか?
- わかりません。わかるのは、位置情報データベースによる推定の国・地域・都市と、IPアドレスを管理しているプロバイダです。番地や建物、契約者の氏名はわかりません。位置情報のデータ(MaxMind GeoLite)の利用規約でも、特定の世帯や個人、番地を特定するために使うことは禁じられています。
- Q.表示される場所はどのくらい正確ですか?
- 結果の「精度半径」が目安です。2026年10月に日本のIPv4アドレス100件を調べたところ、都市まで出たものの精度半径は5〜200km、国だけのものは多くが500kmでした。実際の場所は推定の中心から精度半径の円の中にある可能性が高いとされますが、円の外のこともあります。
- Q.日本のIPアドレスなのに「国だけ」と出るのはなぜですか?
- 位置情報データベースに、そのアドレスの都道府県や市区町村が載っていないためです。2026年10月の調べでは、日本のIPv4アドレスの約半数(100件中51件)、IPv6アドレスでは50件中46件が国だけでした。このとき緯度・経度は国を代表する地点(日本なら東京付近)で、その場所にいるという意味ではありません。
- Q.地図の場所に相手がいるのですか?
- いいえ。地図は推定の中心を真ん中にして、精度半径に合った広さで開くだけで、ピンは立てていません。推定の中心は、データベースがその地域を代表させた地点です。国だけがわかったときは地図を出しません。
- Q.複数のIPアドレスをまとめて調べられますか?
- できます。1行に1つずつ、またはカンマや空白で区切って入れてください。1回に調べるのは重複を除いて50件までで、超えた分は調べずにお知らせします。
- Q.アクセスログをそのまま貼り付けられますか?
- 貼り付けられます。ログの中からIPv4とIPv6のアドレスを拾い、重複を除いて、出てきた回数を数えます。「Chrome/120.0.0.0」のようなブラウザのバージョン番号は拾わないようにしていますが、IPアドレスと同じ形の数字が拾われることがあるので、結果の一覧を確かめてください。読み込むのは300,000文字までです。
- Q.192.168.x.x などを調べても場所が出ないのはなぜですか?
- プライベートIPアドレスは家庭や会社のネットワークの中だけで使うアドレスで、インターネット上の場所を持たないからです。本ツールはこれらを外部に送らず、種類だけを表示します。100.64.x.x(CGNATの共有アドレス)や127.0.0.1(ループバック)なども同じです。
- Q.入力したIPアドレスはどこかに送られますか?
- グローバルなIPアドレスだけを、位置情報サービス GeoJS(get.geojs.io)に送ります。逆引きのチェックがオンのときは、逆引きの名前(例 10.113.0.203.in-addr.arpa)を Google Public DNS(dns.google)にも送ります。GeoJS はアクセスログを保存していないとしています。Google Public DNS は、問い合わせた名前を含む記録の一部を保存するとしています。当サイトのサーバーには送らず、入力した内容も保存しません。
- Q.逆引きのホスト名からは何がわかりますか?
- IPアドレスに対応づけられた名前で、プロバイダのドメイン名や地域の略号が入っていることがあります。アドレスの管理者が設定していなければ「なし」と出ます。ホスト名からも契約者の住所や氏名はわかりません。
- Q.VPNやプロキシを使っている人のIPアドレスを調べるとどうなりますか?
- VPNやプロキシ、クラウドのサーバーの場所と、その事業者が表示されます。使っている人の場所ではありません。
- Q.嫌がらせの相手を特定するにはどうすればいいですか?
- IPアドレスを調べても、相手の住所や氏名はわかりません。サイトの管理者への削除の依頼や、情報流通プラットフォーム対処法に基づく発信者情報の開示請求といった手続きがあり、方法は違法・有害情報相談センターや弁護士に相談できます。殺害予告など命に関わるものは、すぐに警察に通報してください。手順は「使い方」の「相手を特定したいとき」にまとめています。
- Q.自分のIPアドレスを確かめるには?
- 「グローバルIPアドレス確認」(/ipaddress/)を開くと、今使っているグローバルIPアドレスとプロバイダがすぐに表示されます。
- Q.結果を保存できますか?
- 「CSVで保存」で、国・地域・都市・精度半径・推定の中心の緯度と経度・タイムゾーン・AS番号・プロバイダ・ホスト名を保存できます。BOM付きUTF-8で保存するのでExcelでそのまま開け、「=」などで始まる値は数式として扱われないよう先頭に「'」を付けます。「結果をコピー」は同じ内容をタブ区切りでコピーします。
- Q.調べられないことがあるのはなぜですか?
- 位置情報サービス GeoJS が応答しないときは、エラーを表示して15秒後にもう一度押せるようにします(問い合わせが多すぎると言われたときは60秒後)。逆引きは1件ずつ問い合わせ、応答が無ければ「取得できず」と表示します。
活用シーン
不審なログインの確認
ログイン履歴に見覚えのないIPアドレスがあるとき、どの国のどのプロバイダからかを確かめる
アクセスログの分析
サーバーのログを貼り付けて、アクセス元の国とプロバイダを回数つきの一覧にする
迷惑メールの経路の確認
メールヘッダーの Received 行を貼り付けて、経由したサーバーの国と事業者を調べる
ネットワークの切り分け
設定やログにあるアドレスが、プライベートかグローバルかをその場で見分ける
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